イノベーションにもマネジメントシステムを
こんにちは、BSIの宮路です。
前回ご説明した通り、ISO 56002は、どのような組織でもイノベーションをうまく取り入れていくための国際規格なのです。ビジネスの世界はめまぐるしく変わる為、新しいアイデアや改善がないと生き残れませんよね。その為、この「イノベーションマネジメントシステム」のガイドラインが作られました。
この規格は、業種や規模を問わず全ての組織に適用できます。計画から実行、チェック、そして改善まで、イノベーションを管理するためのステップを提供してくれます。イノベーションを文化として根付かせる方法や、組織全体で目指すべき方向を定めること、それにリーダーシップの大切さなども詳しく説明しています。
ISO 56002を取り入れると、いいことがたくさんあります。組織全体でイノベーションの取り組みが統一されることで、無駄がなくなりますし、市場での競争力もぐんと上がります。リスクの管理もしっかりできるようになり、、従業員の皆さんもイノベーションに前向きに取り組むようになります。更に、外部の関係者とのコミュニケーションもスムーズになると思います。
結局のところ、ISO 56002はただのマネジメント規格ではなく、イノベーションを通じて組織が成長し続けるための強力なサポート役に成りうるということです。どんな組織も、この規格を使ってイノベーションの力を最大限に引き出し、これからの未来に向けて一歩先に進めることができると思ってます。
BSIグループジャパンは、ISO 56002審査のリーディングカンパニーです。
宮路 晃弘
自動車セクター規格 IATF 16949、航空宇宙防衛産業セクター規格AS/EN/JIS Q 9100を中心にモビリティ業界の規格を担当。
PAS 2060/ ISO 14068 カーボンニュートラル実証、ISO 27001情報セキュリティマネジメントシステム規格などモビリティに関連する規格サービスの総合提案を行っており、ISO21434 自動車サイバーセキュリティ規格、TISAX®審査サービスの立ち上げなど新規サービス開発も担当