「小口保冷配送サービスに関する国際規格 PAS 1018:2017」に関してご紹介させていただきます。
PAS 1018:2017は、BSIとヤマトホールディングス様が中心となって策定し、2017年2月に発行されました。その後、日本からの提案により、国際標準化機構(ISO)において規格開発のための新たなプロジェクト委員会の設立が承認されました。
今後、日本が主導して当該国際規格の発行が目指されており、注目の規格になります。
世界初、日本企業のサービスが基になったISO規格の誕生へ
PAS規格(Publicity Available Specification/公開仕様書)は、一般に公開されて誰でも使用できる規格であり、BSIではこのPAS規格の策定サービスを行っております。
これまで発行されたPASが国際的に広く活用された実績があり、BSIが国際規格とすることをISOに提案し、実際にISO化されたPAS規格が多く存在します。例えば、ISO 22301、ISO 27031、ISO22002等は元来BSIが策定したPAS規格を基にISO化されました。
PAS 1018:2017とは小口保冷配送サービスのうち、荷物の積み替えを伴う輸送形態を対象とする国際規格です。BSIとヤマトホールディングス様が中心となって策定され、世界中どこでも小口保冷配送サービスの品質・配達体制を保つことができるように規格化したものです。
現在は、日本からの提案により、国際標準化機構(ISO)において規格開発のための新たなプロジェクト委員会の設立が承認され、多くの業界から注目されている規格になります。
PAS 1018:2017がISO化された場合は、世界中の物流業者から注目されることは間違いなく、「小口保冷輸送サービスのグローバル・スタンダード」になる可能性が高いと言われております。
>経済産業省のページはこちら(外部リンク)
BSI・PAS規格の実績を通じた、業界のグローバル・スタンダードの確立へ
本セミナーでは、PAS 1018:2017(小口保冷配送サービス)規格の概要、小口保冷輸送サービスの認証取得に興味がある物流事業者の方に向けて、認証取得までのステップをご案内いたします。
当日はヤマトホールディングスご担当者様にご来場いただき、PAS 1018:2017策定時に工夫・ご苦労された点、また策定後、アジア各国へ向けた認証に関するご経験もお話しいただく予定です。
また併せて、ISO化の実績があるPAS規格の概要についてご紹介するとともに、PAS規格を作るメリット(グローバル・スタンダードの確立)や、策定のためのステップについてご紹介いたします。
本セミナーは、物流業者の皆様だけでなく、特定の製品・サービスの規格化や、業界のガイドラインの作成、グローバル・スタンダードの確立等、多くの業界の皆様にご参照いただける内容になっております。
セミナーは無料でご参加いただけます。
皆様のご参加をお待ちしております。