ドキュメントの追加機能は役に立っています。
日本国内で販売している製品カテゴリでは、医療機器の認証基準に掲載されている文書のリンクを作成しています。例えば省令や通知・JIS 規格などのリンクを作成しており、コンプライアンス・ナビゲーターからすぐに参照することができます。
確認しなければいけないサイトが散らばっていると大変で、例えば厚生労働省や PMDA の通知を見たり、日本ですとJISC で公開されている JIS 規格を見たり、参照先が多くなるとブックマークをして管理をしていくのも難しいですが、コンプライアンス・ナビゲーターであれば、例えば「日本の歯科用エアスケーラの認証基準に関連する資料の一覧」というように、必要な文書を一か所で管理できます。また、ページ作成時に文書についてコメントも添えることができるので管理がしやすいです。今後さらにどのように活用していけるかというのを考えてみようと思っています。
もうひとつ私が感動したのは、規格本文自体がブラウザで閲覧できるので、例えば Google Chrome などの翻訳機能が活用できるという点ですね。どうしても英語が得意でない者もおりますので、そういった場合は日本規格協会から邦訳版を購入したりするのですが、邦訳版はメジャーな規格のみしか発行されておりませんので、製品個別規格となると英語版原文を読み込んでいくしかありません。
ただ、まずは大まかにどこが変更されたか知りたいといった場合に、コンプライアンス・ナビゲーター上で翻訳機能を使用すればすぐにわかるので、非常に助かります。また、ブラウザからですとコピー&ペーストする際に余計な改行が入りませんので、チェックリストなどもスムーズに作成することができますし、目次のナビゲーションも常に横に表示されているなど、ブラウザならではのメリットも多く、これを使ったらもうPDF の規格には戻るのは面倒では、と思うくらいです。
また、規格を管理する上でも、各個人の PC やフォルダで保管していると古いバージョンのままになってしまったり、容量が増えていってしまったりという懸念がありますので、このようにオンラインで集約されていると常に最新版が閲覧できるので安心できます。
また、スマートサポートの MDR のギャップ分析の文書は非常に助かりました。
実は MDD と MDR のギャップ分析の資料は非常に少なく、また認証機関等のセミナーでもギャップ分析は含まないと明記されている場合が少なくありません。おそらく明確な判断や解釈は避けたい意図があると思いますが、スマートサポートを参照することで MDD と MDR のギャップ分析ができたので、非常に助かる資料でした。
エキスパートコメント(専門家の解説)も参照していますし、会社としてもせっかく導入を決断しましたので、これからますます活用していきたいと思っています。開発部門も登録して使用し始めたところですので、規格分類別にフォルダを作成するなど、色々な工夫もできるのではと考えています。
コンプライアンス・ナビゲーターを導入して一番のメリットはやはり効率化です。人員が少ない中でも効率化を進めるには外部サービスを頼らないといけない部分もでてきます。そういった中でこのようなシステムがあると、私たちとしては非常に役に立つと考えています。ぜひ今後、色々な規格など追加していただけるのも楽しみにしています。