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BSIグループジャパン株式会社(所在地:横浜市西区みなとみらい、代表取締役社長:漆原 将樹、以下「BSIジャパン」)は、サントリーホールディングス株式会社(所在地:東京都港区台場、代表取締役社長:新浪 剛史、以下「サントリー」)に対し、PAS 2060:2014(※1)に基づいたカーボンニュートラルの達成(2022年1月1日から2022年12月31日)及びコミットメント(2022年1月1日から2022年12月31日)に対する検証をサントリー天然水 北アルプス信濃の森工場に対して実施し、検証業務を完了しました。
2023年7月14日に行われた授与式にて
写真左より、サントリープロダクツ株式会社 天然水北アルプス信濃の森工場 工場長 鎌倉 類様、BSIグループジャパン株式会社 代表取締役社長 漆原 将樹
昨今、我々の経済活動に伴う二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量増加に伴い、地球温暖化や気候変動をはじめとする地球規模の問題が深刻化しています。
そのため、国際社会でも1995年より国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)が開催されています。その中では実効的な温室効果ガス排出量削減の実現にむけた議論が継続されており、直近では2021年に英国で実施されたCOP26において、2030年頃には平均気温上昇を工業化以前の水準に比して1.5℃に抑える努力を追求することが明記されました。
これを受け、各国は今まで以上に二酸化炭素排出量削減に向けた取り組みを加速しています。
BSIグループでは、カーボンニュートラルを実証するための基準PAS 2060を策定しました。また、その検証業務をグローバルで展開しています。今回のサントリーに対するPAS 2060の検証は、日本の食品業界としては初の事例(※2)であり、業界をリードする存在として、環境負荷の低減とサステナビリティへの取り組みを積極的に証明したことになります。
今後、地球温暖化対策のため、それぞれの組織が温室効果ガスの削減を促進し、ネットゼロに取り組む活動は避けては通れないテーマであり、積極的にカーボンフットマネジメント、カーボンニュートラルの実証を推進することは、企業価値の向上においてもより一層求められています。
<本件のお客導入事例ページを公開しました>
URL:https://www.bsigroup.com/ja-JP/PAS2060/case-study-suntory/
- 注記 -
※1:PAS 2060:2014はカーボンニュートラル実証の仕様
※2:2023年6月現在(当社調べによる)
この度保証を取得したPAS 2060は、排出量の検証やクレジットの信頼性、情報開示など、プロセスを透明にするための要求が盛り込まれており、カーボンニュートラルのグローバルスタンダードとしての地位が確立されています。その認証を国内の食品工場で初めて取得できたことを、大変意義深く受け止めています。
サントリーグループではこれからも、エネルギー調達においては再生可能エネルギー由来の電力使用を推進し、生産拠点においては地域の間伐材を利用したバイオマスボイラーを導入するなど、エネルギーの地産地消と地域共生にもこだわり、循環型かつ脱炭素社会の実現に貢献していきます。
企業を変革し、進化させ続ける、そしてお客様に、社員に愛される会社を作り続けることを重要視されているサントリー様だからこそ、今回のPAS 2060取得への挑戦は、そのことをまさに具現化された大きな布石であると考えております。
多くのエネルギーを消費する食品業界における環境への影響は大きく、業界は今後一層その責任に対してサステナビリティを追求していくことが必要になります。また、飲料メーカーにおいて国内初となるPAS 2060の取得は、サントリー様のパーパスである『人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、“人間の生命(いのち)の輝き”をめざす』を実現する大きな第一歩であり、日本の食品業界におけるカーボンニュートラルに向けた先進的な取り組みは、持続可能なビジネスモデルとして、今後、業界を牽引するものと考えます。
サントリー様の創業から遅れること2年、1901年に創業した私どもが同じく120年以上の歴史を誇るサントリー様の新たな歴史づくりに貢献することができ、お客様や社会の期待を超えていく一助となれたこと、まことに光栄でございます。