ステップ0 - ディスカバリーワークショップ(オプション)
ISO 14064-1カーボンフットプリント検証を実施する準備がまだ整っていない場合は、ディスカバリーワークショップの実施がおすすめです。当社のディスカバリーワークショップでは、企業が実行可能な計画を策定します。それにより、組織の規模にもよりますが、およそ6~12か月でISO 14064-1の認証を取得できるようになります。
ステップ1 - カーボンフットプリント検証
- ISO 14064-1を使用してカーボンフットプリントを算定します。
- このフットプリントは、将来の改善を測定する際のベースラインとして使用されます。
- フットプリントの算定が完了すると、BSIが全体的な検証を実施し、検証意見書を発行します。
- この検証はUKASの認定を受けています。
ステップ2 - 排出量削減システムの導入
- ISOネットゼロガイドライン(IWA42)の主要原則を使用して定義された推奨事項を満たす排出量削減アクションプランを実施します。
- アクションプランには、目標に沿った温室効果ガス削減のための具体的な活動が含まれます。
- 注 - ISOネットゼロガイドライン(IWA 42)はガイダンス文書であるため、BSIのネットゼロへの道の外でこのガイドラインの認証を受けることはできません。
ステップ3 - BSIによる監査
- BSIが、ISOネット・ゼロ・ガイドライン(IWA42)の主要原則に照らして、排出量削減行動計画を監査します。これには、計画的な事業拡大による排出量の考慮も含まれます。
ステップ4 - 目標の評価
- ステップ1で検証されたデータを用いて排出削減量の計画を見直し、2050年またはそれ以前にネットゼロの達成が可能か、あるいはこの目標を達成するためにさらなる削減行動が必要かどうかを確認します。
ステップ5 - 正式な承認
- フットプリントの検証、目標設定、およびISOネットゼロガイドライン(IWA 42)の主要原則に対する十分な監査が完了すると、BSIは、組織がBSIのネットゼロへの道に対して保証されていることを確認する証明書とMark of Trustを発行します。
- この証明書とMark of Trustは、組織が利害関係者にネットゼロへのコミットメントをアピールする際に使用できます。
- また、BSIのウェブサイトの認定企業リストにも追加されます。
ステップ6 - 年次監査
- 承認が完了した組織は、毎年監査を受け、炭素量削減アクションプランが維持されていること、排出量削減目標において進展があることについて確認が行われます。
- この監査には、実際のデータによる予測データの更新、および必要に応じて削減目標を再設定することも含まれます。
ステップ7 - 再検証
- BSIは、初回のカーボンフットプリント検証から3年目に、ISO14064-1に準拠した全体検証を行い、そこで新たに認定された検証意見書が発行されます。
- 再検証後にはISOネットゼロガイドライン(IWA42)の主要原則に対する年次監査も実施されます。引き続き要求事項を満たした場合、新たな証明書が発行されます。