BSIジャパン、東芝テック株式会社の紙を繰り返し使えるハイブリッド複合機システムに対するライフサイクルアセスメントを検証 ~ペーパーリユースシステムで環境負荷の低減に貢献~

2017年6月13日

BSIグループジャパン株式会社(東京都港区 代表取締役社長 五十嵐 泰文、以下BSIジャパン)は、東芝テック株式会社(東京都品川区 代表取締役社長 池田 隆之、以下東芝テック)が発売する「印刷を消して紙を再利用する機能と通常の白黒印刷の機能を1台にしたハイブリッド複合機システム※1」の使用によるCO2削減量の算定方法(LCA:ライフサイクルアセスメント)について、ISO 14040及びISO 14044に従い検証しました。

本検証は、CO2算定方法に対してBSIジャパン(第三者機関)の検証を受けることにより、独自の算定方法に対するCO2の削減量が何に基づいているかという説明責任をより確実なものにすることを目的としています。これまでも環境配慮に対する数値化(CO2等)の公表は、多くの組織で行われてきましたが、より正確で確実な数値を公表し、企業の説明責任・透明性を強化するという側面で、第三者機関からの検証を受けることは有効となります。
東芝テックのハイブリッド複合機システムは、瞬時に消せるトナーを使うことにより用紙を繰り返し使用※2することができ、用紙製造に起因するCO2 排出量を削減することができます。

※1 製品概要URL  http://loops-style.com/

※2 使用環境によって再利用できる回数は異なります。

授与式写真

記念の授与式において:左より、東芝テック株式会社 取締役常務執行役員 松本 敏史様、BSIジャパン 代表取締役社長 五十嵐 泰文

≪ライフサイクルアセスメント検証の概要≫

BSIジャパンは、ISO 14040及びISO 14044に従い、東芝テックのハイブリッド複合機システムの検証を行いました。この検証では、ハイブリッド複合機システムを使用して、紙を5回繰り返し使用した場合と、通常のMFPで紙を使用した場合の5年間のライフサイクルアセスメントの算定方法について確認しました。算定方法が基準(ISO 14040及びISO 14044)に従い、広く一般的に説明できるものであるかという観点で検証したものです。

■検証目的:「ECO Hybrid LCA報告書」および関連する文書に述べられた組織のLCAのプロセスが、ISO 14040:2006及びISO 14044:2006の要求事項に適合していることを、第三者機関として確認すること。

■検証基準:ISO 14040:2006及びISO 14044:2006

■検証製品:ECO Hybrid複合機 (印刷装置:e-STUDIO5008LP / Loops LP50, e-STUDIO4508LP / Loops LP45, e-STUDIO3508LP / Loops LP35、用紙再利用装置:e-STUDIO RD301 / Loops RD301)、従来複合機 (e-STUDIO5008A, e-STUDIO4508A, e-STUDIO3508A)

≪ライフサイクルアセスメントについて≫

ライフサイクルアセスメント(Life Cycle Assessment: LCA)とは、製品やサービスが生産されてから廃棄されるまでの間の環境影響を評価する手法のことです。主に、個別の製品やサービスの製造、輸送、販売、使用、廃棄、再利用までの各段階における環境負荷を明らかにし、比較可能にすることで、環境負荷を減らす検討及び環境貢献への促進に活用するものです。ISO 14040(JIS Q 14040)「ライフサイクルアセスメント-原則及び枠組み」及びISO 14044(JIS Q 14044)「ライフサイクルアセスメント-要求事項及び指針」は、国際的にライフサイクルアセスメントの基準として活用されています。


東芝テック株式会社について

1950年の創業以来、一貫して「お客様の視点」に立ったモノ創りに挑戦し、お客様に新たな価値を提供し、また、お客様とともに成長することを目指して、さまざまな取り組みを続けている。「お客様のビジネスを効率化し、ユーザーの皆様に快適さ、便利さ、楽しさを実感いただけるような製品とサービスをトータルで提供すること」を使命とし、常に時代をリードするソリューションを開発、新たな価値を広く世界に届けています。

URL: http://www.toshibatec.co.jp/