ISO/SAE 21434サプライヤ向け導入実践研修(自動車サイバーセキュリティ)

サイバーセキュリティ対策は産業、規模を問わず全ての組織において経営課題となっています。特に自組織だけでなく、 サプライチェーンを狙ったサイバー攻撃が増加しており、国内で最大のサプライチェーンを持つ自動車産業は大きなサイバーセキュリティリスクを抱えています。

自動車は、昨今では車輪を持つコンピューターのように、多くのインターフェイスと多くのソフトウェアで構成されています。サイバー攻撃の対象となる領域が増えることで、より脆弱なシステムを生み出す可能性があります。
自動車システムでは数百万行ものソフトウェアコードが使われており、これらが脅威となる可能性が高くなります。ISO/SAE 21434は、自動車のエンジニアリングにおけるサイバーセキュリティに特化した規格です。

当研修は、ISO/SAE 21434自動車サイバーセキュリティ規格要求事項の概要を把握した方が、自社に適合したプロセスマネジメントシステムを実際に構築・準拠する手法について理解する手助けをします。すでに自組織に存在するプロセスとISO/SAE 21434の差分を把握することにより、受講組織はISO/SAE 21434規格要求事項への準拠・適合を実現に近づけることができます。ISO 26262のような他の規格をマネジメントシステムに導入されている組織も、その差分をご理解いただけるよう解説いたします。

【コースの特徴】
ISO/SAE 21434要求事項解説研修で学習した概要的な要求事項の理解から一歩踏み込み、実際の業務上で考えられる状況を踏まえた実践的な演習を通じて、方針策定からマネジメントシステムの実装及び運用まで、ISO/SAE 21434運用に関する一連のプロセスを学習します。これにより、受講者はISO/SAE 21434準拠に基づくプロセスおよびマネジメントシステムの構築及び導入を推進する際に、中心的な役割を果たすことができるようになります。

受講によるメリット

  • ISO/SAE 21434・車両のサイバーセキュリティにおける顧客要求を理解する上で、適切な知識を実践的に学ぶ
  • ISO/SAE 21434に準拠したマネジメントシステムを構築・導入・運用するために必要なスキルを身につけることができる
  • ISO/SAE 21434の要求事項に対応する具体的な状況・手法・考え方の理解を深めることができる
  • 専門的能力開発の機会を得ることができる
  • 将来的に認証取得を検討している組織にとって有益な知識を獲得できる